とりあえず本屋に行ってみるけど、多すぎてどう絵本を選べばいいかわからない…
ランキングやSNSで絵本を探しているけど、もっと良い探し方はないのかな。
そう思ったことはありませんか。
この記事を読むことで、絵本を選ぶときの注意点を学ぶことができます。
今回の記事では理系院卒エンジニアの私が、
- いきなり本屋や図書館に行って絵本を選ぶデメリット
- Amazonのランキングや SNSのインフルエンサーのおすすめで絵本を選ぶデメリット
を、具体例とともにわかりやすくお話しします。
この記事を読み終える頃には、子供の成長にとってどんな本が良い本なのか、それを探すときにはどのような注意点があるのかがわかるようになっています。
目次
結論
まずは結論です。
絵本を選ぶ際の注意点は以下の3点です。
- 絵本は文字が少ないのでタイトルからお話を想像しづらく、面白い本を探すのに時間がかかる。
- 図書館の並べ方は著者順が多く、面白い本を探しづらい。
- ネットのランキングは日本人全体の購入頻度によるので、あなたのお子さんの今の興味に合わないことが多い。
大事なポイントは「あなたのお子さんに合った面白い本を探すことができるか?」という点です。
絵本を探すときの注意点
ここからは、想像しやすい具体例をあげて詳しくお話ししていきます。
いきなり本屋に行くデメリット
まずはいきなり本屋に行ってしまうデメリットからです。
結論で述べたように、絵本には「文字が少なくタイトルからお話を想像しづらい」という特徴があります。
そのため実際は本屋に行く前に探している絵本の目星をつけておかないと、本棚の前で路頭に迷うことになってしまいます。
絵本はそれこそ何万冊もあります。
絵本から学べることも、思いやり、科学、日本の習慣など、色んなことがあるでしょう。
ただ、例えば「思いやり」の絵本を探したいと思ったとしても、それを本屋さんで探すのは難しいと思いませんか。
たとえば息子が5歳の頃「となりのたぬき」という絵本を読んでいました。
さて、突然ですが「となりのたぬき」というタイトルだけで、この本がどんな絵本か想像できるでしょうか?
想像できましたか?では次はこの表紙を見て、どんな絵本か想像できるでしょうか?
想像できたでしょうか。意外と難しかったのではないかと思います。
ちなみにこの本からは、「相手に不親切にすると、相手も自分に不親切になる。逆に親切にすると、相手も自分に親切になる」というステキなことが学べます。
ただ、それが「となりのたぬき」というタイトルから想像するのは難しいですよね。
絵本は大人の本と比べて圧倒的に文字が少ないため、タイトルから中身を想像することが難しいです。
「思いやり」の絵本を読んであげたいと思っても、タイトルと表紙だけではわからないことがほとんどなので、実際に探そうと思うと片っ端から絵本の中身を見ていくことになります。
これはなかなか辛いですよね。
いきなり図書館に行くデメリット
次は図書館です。
これはあなたが利用している図書館がどれだけ絵本に力を入れているかによりますが、正直なところ図書館は非常に絵本を探しづらいところが多いです。
図書館は大体著者順に並べられるのが一般的です。
そのため「好きな著者」では探しやすいのですが、「好きなテーマ」で探すのは難しいです。
また絵本なのに背表紙しか見えない陳列ばかりの本棚も多いです。
先ほど述べた通り、絵本は背表紙だけだと中身がほとんど想像できません。
そのため「偶然良い絵本に出会う」ことも難しくて、図書館で絵本を探すのはかなり非効率だと言えます。
ネットのランキングを参考にするデメリット
突然ですが、Amazon の食品部門で最も売れている食べ物は何だと思いますか。カテゴリーだけでよいので、1位から5位を想像してみてください。
想像できましたか?それでは答えを発表します。
- お米
- お米
- お米
- 炭酸水
- お米
どうでしょうか。あなたの想像と合っていたでしょうか。
ランキングのほとんどお米が占めている状態です。
確かに日本人は1日1回はお米を食べる家庭が多いため、納得できる結果だと思います。
さてここで考えて欲しいことがあります。
あなたのお子さんの一番好きな食べ物はお米でしょうか。
中にはご飯が一番好きだというお子さんもいるかもしれませんが、多くの子供はハンバーグであったり唐揚げであったり、様々な食べ物が出てくると思います。
ランキング1位の食べ物は日本人が良く食べる食べ物であって、あなたのお子さんが今求めている食べ物とは異なるのです。
ここで絵本に話を戻すと、ランキングから絵本を選ぶということは、食べ物で言うお米を選んでいるような状態といえます。
子どもの趣味は1人1人違っていて、とても個性的です。
「ランキングは日本人の総意」と言えるので、たとえ絵本のランキングだったとしても、
- 性別
- 年齢
- 趣味(実際はここが大事で、無限に広がっている)
これらのことがごちゃ混ぜになってしまっています。
あなたの子どもが今一番欲しい絵本は、ランキングからはわかりづらいのです。
今回は食品で例えましたが、実際に絵本のランキングを実際に見てみると、ごちゃ混ぜだと感じるはずです。
SNSのインフルエンサーを参考にするデメリット
今までの説明を聞いてこられた方は、SNSのインフルエンサーを参考にするデメリットもわかると思います。
インフルエンサーのお子さんと、あなたのお子さんは違うからです。
正確に言うと、 インフルエンサーのお子さんの興味と、あなたのお子さんの「今の」興味は違うからです。
そのためインフルエンサーがおすすめしている内容に共感できるのであれば、実際に試し読みしてハマる可能性は高いです。
ただ、「インフルエンサーがおすすめしているから」という理由だけで絵本を選ぶのは、一度立ち止まり、お子さんの個性に合うかを考えた方が良いでしょう。
まとめ
まとめです。
今回は絵本を選ぶ際の注意点を紹介しました。
- いきなり本屋に行っても、絵本はタイトルを見ても中身を想像するのが難しいので、片っ端から中身を見ていかないといけなくなってしまう。
- ネットのランキングを参考にしても、ランキングは年齢や趣味がごちゃまぜになっているので、お子さんの個性を考えて探すのが難しい。
- SNSのインフルエンサーを参考にしても、あなたのお子さんと個性が似ているのかをちゃんと考える必要がある。
大事なことは「あなたのお子さんの個性に合っているかどうか」をちゃんと先に考えられていますか?という点でした。
それさえ先に考えられていれば、本屋に行った際やランキングを参考にする際も、良い絵本を見つけられる可能性が高ります。
ぜひ絵本を選ぶ際の注意点を考えて、お子さんが喜ぶ絵本を選んであげてください。
これからも子どもと幸せなひと時を過ごしてくださいね。