とりあえず本屋に行って絵本を選んでみるけど、多すぎてどうやって選べばいいかわからない…
ランキングやSNSでも探しているけれど、もっと良い絵本の探し方はないのかな。
そう思ったことはありませんか。
この記事を読むことで、お子さんの成長にダイレクトに繋がる親ならではの絵本の選び方を学ぶことができます。
今回の記事では理系院卒エンジニアの私が、子供の成長につながる具体的な絵本の探し方を、実際の事例に沿ってわかりやすくお話しします。
この記事を読み終える頃には、子供の成長にとって良い本とはどんな本なのか、それをどうやって探せば良いのかがわかるようになっています。
目次
結論
まずは結論です。
「あなたの子供の成長にダイレクトに繋がる親ならではの絵本の選び方」は以下のステップで行います。
- 目的を決める:子どもを観察してどんなことに興味があるのか?何に困っているのか?を見つける
- 候補を探す:ネットで絵本を探してリスト化する
- 詳しく見る:本屋か図書館で本の中身を確認する
以上です。最も大事なポイントは、1つ目の目的を決めることです。
漠然と本屋に行って選んでしまいがちですが、それならあなたのお子さんでもできますし、実際「絵本との偶然の出会い」はお子さんに任せるのが良いでしょう。
大人である親のあなたは、ぜひ目的を持った絵本選びに挑戦してみてください。
目的を持った絵本選びって難しそう…
と思った方もご安心ください。具体的な方法を例に沿ってお話ししていきます。
親だからこそわかる絵本の選び方
ここからは親だからこそわかる子供の成長につながる絵本の選び方を紹介します。
子どもを観察して興味や関心を見つける
まずは、いきなり本を選ぼうとせずに子供を観察してください。
子どもを観察?どういうこと?
と思われますよね。大丈夫です。今からポイントをお話しします。
絵本を選ぶ前に、以下の2つのポイントを意識しながら子供を観察してみてください。
- わが子が今、何に関心があるのか?
→関心を広げられる絵本を探してみよう! - わが子が今、何に困っているのか?
→困りごとを解決できる絵本を探してみよう!
例えば、恐竜に興味があるとしたら、テーマは「恐竜」です。
例えば、暗いところが1人で怖いとしたら、テーマは「暗いところは楽しいこともある」です。
お子さんの今の関心や困りごとがわかれば、それが絵本を選ぶ基準となります。
大事なポイントは、「絵本を読む目的を先に決めること」です。
目的を先に決めておくと、本屋に行ったときにも迷いが少なくなります。
本屋か図書館に行って本の中身を確認する
子供を観察して絵本を読む目的が分かっていれば、絵本を選びやすくなっています。
ここからは実際に絵本を探していくステップになっていきます。基本は以下の3ステップです。
- 子供の興味や悩みをキーワード化する
- キーワードを Amazon で検索する
- 関連本を探していく
実際の事例を紹介しましょう。
息子が5歳の頃、自分がイライラすることがあると相手に対しても生意気でイラつかせる口調になってしまうことがありました。
同じような事を家族以外の友達や先生にしてしまうと、息子自身が嫌われてしまうのではないかと考えました。
実際息子自身も「ぼく なにもわるくないのに むしされるんだ」と悩んでいるようでした。
こうした息子を観察して、絵本を探す際のキーワードを
- 「絵本 相手の気持ちを考える」
- 「絵本 5歳 反抗」
に決めました。
次はこのキーワードをアマゾンで検索して、関連しそうな絵本を探していきます。
「カラーモンスター」という絵本が見つかりました。
内容を見ると、今回の目的に合っていそうです。忘れないように、欲しいものリストに追加しておきましょう。
最後のステップです。
先ほど見つけた「カラーモンスター」のページから下の方に「この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています」という欄があります。
ここには関連する絵本を Amazon がレコメンドしてくれるので、ここの絵本もいくつかピックアップしていきます。
「おこりたくなったらやってみて」「ことばのかたち」という絵本が見つかりました。どちらも今回の目的に合っていそうです。
本屋か図書館に行く
ここまで来れば目ぼしいほんのここはリスト化されていると思います。
実際に図書館か本屋に行って、リスト化した本を探してみて確認してみましょう。
絵本を試し読みするときは、あなたのお子さんを観察してわかった
- 興味や関心を広げられそうか
- 悩み事を解決できそうか
という目線で確認するとより良いです。
実際に読んで効果を確認しつつ、期待はしすぎない
最後のステップです。本を実際に子どもに読み聞かせてあげてみましょう。
この時注意したいポイントがひとつだけあります。
それは「あなたが見つけた目的を決して強要しない」ということです。
例えば、今回の事例で挙げた「相手を思いやる気持ちを学んで欲しい」と思っていたとしても、絵本を読みながら途中で、
- こんな時どんな気持ちになると思う?
- この子は今どういう気持ちかな?
などと誘導してはいけません。
絵本を読んでいる途中に、絵本に書いていない話でさえぎられると集中が途切れて物語が入ってこなくなります。
また読み終わった後すぐに効果を確認しようとするのもやめた方が良いです。
絵本を一冊読んだからといって、すぐに問題が解決するわけではありません。
これは絵本以外にも言えることですが、人間の脳はその日に知ったことを寝ている間に脳が整理することによって自分が使える知識となります。
大人である私たちも同じですよね。本を読んだからといって、読んだ後に一瞬で変われるわけではなく、少しずつ変わっていくはずです。
効果はあまり期待しすぎず、あくまでも絵本を選ぶ一つの参考として子供を観察し続けることが大事です。
まとめ
今回は絵本の選び方を4つのステップで紹介しました。
- 子どもを観察して興味や関心を見つける
- ネットで絵本を探してリスト化する
- 本屋か図書館に行って本の中身を確認する
- 実際に読んで効果を確認しつつ、期待はしすぎない
図書館や本屋での偶然の出会いも大事ですが、今回のように目的を持った絵本選びも大切な観点です。
そのために必要なことはあなたのお子さんをしっかりと観察すること。
ぜひお子さんが何に興味を持っていて、何に悩んでいるのか、一緒に探してあげてみてください。
これからも子どもと幸せなひと時を過ごしてくださいね。