ウォーターサーバーって便利そうだけど、何だかちょっと高い気がする。
電気ポットとミネラルウォーターの組み合わせでも十分な気がするけど、私のライフスタイルにはどっちがあっているのかな。
そんなことを思ったことはありませんか。
この記事では、
- ウォーターサーバーと電気ポットの徹底比較
- 電気ポットを選んだほうが良い人の3つの特徴
をわかりやすくお話ししていきます。
この記事を読み終える頃には、自分のライフスタイルに合ったお水との関わり方がわかり、より楽で健康的な生活へ近づきますよ。
目次
結論
まずは結論からです。
ウォーターサーバーがいいのか、電気ポットがいいのかは、あなたが大事にしたいライフスタイルによって変わってきます。
- お金は気にしないので、とにかく水にこだわりたい人はウォーターサーバー
- 利便性とおいしい冷水にはこだわるけれど、できるだけ費用を抑えたい人はミネラルウォーターと電気ポットの組み合わせ
こちらが結論になります。
まずは、これらを考えるために大切な、
- ウォーターサーバーと電気ポットのお金の比較
- ライフスタイルに関わる利便性の比較
を順番にお話ししていきます。
お金の比較
実測:月々どの程度変わったのか
まずは細かい比較をしていく前に、実際にウォーターサーバーと電気ポットを約1ヶ月間利用して、使ったお金にどの程度差が生まれていたのかを比較してみました。
前提条件として比較を行っていた期間は1月下旬の冬、家族構成は幼児と新生児を含む4人家族です。
この4人家族が普段通り生活した時の水代と電気代を比較しています。
それではこちらの比較結果をご覧ください。
比較表を見て分かる通り、電気ポットの方が圧倒的に安かったことがわかります。
特にお湯代の部分は圧倒的な差です。
それでは順番に中身を見ていきましょう。
基本料金
まずは基本料金からです。
ご覧の通り基本料金についてはどちらもゼロ円となっています。
今回我が家ではウォーターサーバーの無料体験としてクリクラを利用していました。
クリクラは実際に利用する場合も基本料金はゼロ円になります。
基本料金はウォーターサーバーを提供する会社によって異なりますが、一般的には無料であることが多いです。
また電気ポットについては家の家電を利用しているだけなので基本料金はかかりません。
電気代
次は電気代です。
お湯と水の温度管理がされているということは、結構な電気代がかかります。
ネット上では「ウォーターサーバーと電気ポットの電気代はほとんど変わらない」という記事も見かけましたが、どういう風に計測しているのかがわからなかったので、実際に測ってみることにしました。
計測には写真のワットモニターというものを利用しています。
これをコンセントとウォーターサーバーの間に挟むことで、実際の電気使用量を計測できるものです。
それでは比較結果を見てみましょう。
ご覧の通り随分と差が出ていることがわかります。
ネットで言われていた「ウォーターサーバーと電気ポットの電気料金は変わらない」という話とずいぶん異なる理由としては、
比較に使われていた電気ポットが安物である可能性が高い…
と思われます。
私も調べてから分かったのですが、実は電気ポットの性能はピンきりでして、Amazonの売り上げランキングの上位にあるアイリスオーヤマの電気ポットは、今回我が家で購入したタイガーの電気ポットと比較すると、なんと同じ条件でも2倍以上の電気を使います。
アイリスオーヤマ IAHD-122 | タイガー PIS-A220 | |
---|---|---|
消費電力量 | 1.25kWh/日 | 0.61kWh/日 |
ウォーターサーバーの比較対象として安い電気ポットを持ってくると、確かに電気代はほとんど変わらないでしょう。
「ウォーターサーバーと電気ポットの電気代は大体同じ」と言っているサイトの多くは、ウォーターサーバーを売りたい比較サイトであることが多いです。
そのため、ウォーターサーバーにとって有利な計算をしているのではないかな…と思われます。
水代・お湯代
次は水代です。
電気代も確かにウォーターサーバーの方が高いのですが、それ以上にウォーターサーバーは水代が高いです。
今回わが家4人家族で普段通り水を利用すると、月換算で48Lの飲用水を利用していました。
その際の料金をまとめたのが以下の表です。
この比較表を見るとお湯代の「4円」が気になって仕方ないと思いますが、先に水代を片付けさせてください。
わが家では冷水のまま飲む水はロハコの水を利用しています。
硬度の低い軟水であるため乳幼児のミルクにも使えるし、ラベルレスでゴミも少なくできるのでこちらを選んでいます。
ウォーターサーバーはクリクラのケースを出していますが、ウォーターサーバー比較サイトを見ているとクラクラが特別高いわけでもないので一般的にこれぐらいの料金だと言えるでしょう。
ネット上でも「ウォーターサーバーは水が高い」という声はよく聞きますが、実際に比較すると月々2000円の差が出てしまったのには驚きです。
それでは気になるお湯についてです。
お湯が圧倒的に安いからくりとしては、わが家でお湯はミネラルウォーターではなく水道水を利用しているからです。
これは価値観の問題になってしまうと思いますが、
- ミネラルウォーターを沸騰して利用するのがもったいない
- そもそも沸騰させてしまったらミネラルウォーターも水道水も味の違いがよく分からない
そのため、わが家ではお湯には水道水を利用します。
ちなみに皆さんは水道水がどれだけ安いかご存知でしょうか。
- ウォーターサーバーのクリクラ
- LOHACOのミネラルウォーター
- 東京都の水道料金
それぞれを比較したのかこちらになります。
文字通りけた違いですね。ウォーターサーバーは水道水の約1000倍、ミネラルウォーターでも約200倍です。
水道水は圧倒的に安いことが実感できたと思います。
初期投資
さて、表には表れていませんでしたが、実際には初期投資という違いがあります。
ウォーターサーバーは契約型なので初期投資がないことが多いですが、電気ポットは購入型なので初期投資がかかります。
今回私が購入したのはタイガーのとく子さんで、新品で買うと約1万円程度になります。
ただ、ウォーターサーバーを利用し続けると毎月5000円近く差が出るので、1万円の初期投資も2か月で回収できます。
長い目で見たら1万円程度の初期投資は微々たるものといえます。
利便性の比較
ここからはお金では計ることができない利便性の比較をしていきます。
スペース
まずはスペースについてです。
ウォーターサーバーもさまざまな種類がありますが、一般的にでかくて邪魔です。
わが家は郊外の賃貸マンションに住んでいるのですが、ただでさえ狭いのにウォーターサーバーを置いたせいで余計リビングが狭くなってしまいました。
ちなみにウォーターサーバーの足元に写っているのは電気ポットです。
スペースは圧倒的に電気ポットの方が優勢といえます。
冷水の飲みやすさ
次は冷水の飲みやすさについてです。
冷水はひねればスグに飲めるウォーターサーバーの方が便利でした。
特にわが家には5歳の息子がおり、小さな身体で2Lのペットボトルを冷蔵庫から出して飲むのは一苦労です。
ウォーターサーバーであれば息子だけでも楽々飲めるので、小さなお子さんがいる家庭ではウォーターサーバーの利便性は非常に高いでしょう。
ちなみにわが家では息子用に2Lの水を500mlペットボトルに移して冷蔵庫に入れてあげることで、息子の使いやすさも確保してあげています。
お湯の使いやすさ
最後はお湯の使いやすさです。
これは「ウォーターサーバーはひねるだけですし、電気ポットも押すだけなので、どちらも同じです」といいたいところですが、違います。
もったいない精神を持ってしまう人であれば、ウォーターサーバーは使いづらいです。
どういうことかというと、お湯代の比較のときにもお話しした通り、ウォーターサーバーは水道水の1000倍高いです。
そのためわが家では気軽な気持ちでお湯を利用することができず、コーヒーなど少量のときにしか、もったいなくて使う気になれませんでした。
一方で電気ポットでは圧倒的に安い水道水を利用していたので、料理などにも使いやすく活用の幅が広がりました。
まとめ
まとめに入ります。
ウォーターサーバーよりも電気ポットのほうがあっている人は、以下のような方です。
- お湯をいつでも使える利便性は重要視したい
- お湯を圧倒的に安く気軽に使いたい
- できる限り省スペースに使いたい
今回は紹介しませんでしたが、さらに費用を抑えるのであれば冷水もミネラルウォーターではなく水道水にするという方法もあります。
水道水があまりおいしく感じないのには温度が関係していて、冷やせば結構おいしくなるそうです。
確かにぬるいコーラより冷たいコーラを飲みたいですよね。
以上参考になれば幸いです。
ぜひ電気ポットを試して見られてはどうでしょうか。
きっと今よりも楽でていねいな暮らしができるようになるはずですよ。